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バルカン半島~ロシアの民謡・大衆歌や、彼の地の人々に敬意を表した創作曲まで。人生の喜怒哀楽を音の盃で飲み干す幻想楽団“トラペ座”のファースト・アルバム。
人生の喜怒哀楽を音の盃で飲み干す幻想楽団「トラペ座」の1stアルバムが完成! アコーディオン奏者でもあり、日本では稀少なブルガリア/マケドニアのバグパイプ「ガイダ」のスペシャリストでもある大野慎矢、 こまっちゃクレズマを始め多くのバンドで八面六臂の活躍を繰り広げるサックス/クラリネット奏者・多田葉子、東欧のロマやクレズマー音楽を中心に独自の演奏活動を続けるバイオリニスト・関島種彦、 biobiopatata等で流麗な演奏を聴かせるチェロ奏者・菅原雄大といった強力な4人が集結。
これまでありそうで無かった編成で、思わず踊りたくなるかの泥臭いダイナミズムから、ストリングスを生かした幽幻な演奏まで、湿っているようでカラッとしたサウンドが特徴です。バルカン半島~ロシアの民謡・大衆歌や、彼の地の人々に敬意を表した創作曲まで珠玉の全10曲を収録。静謐と狂騒の入り混じった一篇の映画のようなアルバムとなっています。
■トラペ座:
大野慎矢(アコーディオン、ガイダ、歌)
多田葉子(クラリネット、ソプラノ・サックス)
関島種彦(バイオリン、マンドリン)
菅原雄大(チェロ)
■トラペ座プロフイール:
バルカン~コーカサスの民俗音楽を敬愛する大野慎矢の呼びかけで2013年に結成。
グループ名は、古代ギリシャ語~スラブ語で「テーブル、宴の席」を指す〈TРАПЕЗА(トラペザ)〉と、日本語の車座を掛け合わせた造語で、料理、酒、会話、歌、踊り、そして喜怒哀楽の音楽が傍らにあればという願いを込めて命名される。激流の中で生まれた東欧の民俗音楽へのオマージュ音楽。
■アルバムに寄せられたコメント
トラペ座の音の楽しみ方をわたしは知っている。あれは春を迎える音だ。頬に氷が当てられているような冷たさの向こうに春を感じる気配が訪れる。いや、外の気配よりも体の内側に訪れる春の気配かもしれない。それはある種、官能的ですらある。極寒の地とまでは言えないが、少なくとも北国と呼ばれる地に育った私は、その感触を味わう術を知っている。トラペ座の音の喜び、楽しめることを、わたしは誇りに思う。
──梅津和時
「TRAPEZA」を聴き進む、ラストのひとつ前の曲、「泥の海」がこのCDの全てを語っていると思った。「泥の海」を聴いてもう一度頭から聴きなおすと、世界はさらにくっきりと広がって見える。どの曲も泥の海を渡る舟の様に、愛おしく美しく輝いている。この素晴らしいCDは、これから一人でどんどん歩いていくだろう。清らかで迷いなき世界が多くの人に届きますように!
──ロケット・マツ(パスカルズ)
■Track list
1. Kazan
2. 納屋の踊り
3. はじめてのワルツ
4. Leshi
5. 結婚行進曲
6. Kivintakta Horo
7. KASAP HAVASI
8. チョチェック
9. 泥の海
10. 愛のセザリア
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