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大野慎矢のマジックリアリズム音楽ソロプロジェクトKiMiMi のセカンドアルバム『Hokusai Manga Butoh』。
1stアルバムのリリースからわずか半年後のリリースとなる今作は、2022年11月に東京•墨田区にある工場跡【北条工務店となり】にて行われた舞踏公演、並行して公開された映像作品『北斎漫画の墨の囁き 街の響き』のために書き下ろした音楽を再編集した北斎漫画舞踏のためのサウンドトラック。
" Phamtoms echo in the old downtown of the Far East "
ー 極東の古い下町にこだまする幻たち ー
この音楽の元になっているのは、墨田区の主に京島あたりの、空襲を免れた大正〜昭和初期の長屋と町工場が共存している地帯。まだ昔ながらの佇まいが残っている、まさに時空を飛び越えてしまったような感覚になります。
今回、映像作品でも使われている京島の3軒の工場にお邪魔して、機械の動く音や、作業する音、それから職人さんの語る声を録音させてもらい、それらの音だけを使って「工場」シーンの音楽は作られています。
また、墨田区の街なかの雑踏や、塩谷智司さんの声や舞踏ワークショップ生の声を使っています。
自分ではガイダ(ブルガリアのバグパイプ)、キム(タイのハープ)、アコーディオン、笛など、いろいろな楽器やノイズを組み合わせて、舞踏作品《北斎漫画の墨の囁き、街の響き》のさまざまなシーンのための曲を作りました。
音|KiMiMi
声|塩谷智司、舞踏ワークショップ生たち
録音協力|阿部製作所、石井製作所、高垣製作所
写真|本宮誠 *裏表紙を除く
意匠|小倉紘 (Graffic Factor)
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★「北斎漫画舞踏」について
北斎の視点に立った舞踏パフォーマンスである。
北斎は、人間や自然、そして精霊までも注意深く観察し、その生活様式を芸術へと変えていった。この作品を作るにあたり、東京の古都である墨田区をリサーチしました。
目に見えるものだけでなく、住民の優しさや職人の魂、墨田川の長い歴史など、目に見えないものや空気感も含めて演出しました。
日々の小さなことに目を向けず、いつの間にか消えてしまう。
時間の流れはとても速い。私たちは追いつくのに必死だ。
常に走り続ける、それが私たちの都市生活だ。時には立ち止まって、過去から吹いてくる風を感じる必要がある。
このノンバーバル・コミュニケーションがあなたの心に触れ、大切なことを思い出させてくれることを願っています。
我妻恵美子(ダンサー/パフォーマンス&映像プロデュース)
https://agaxart.wixsite.com/agart/2022-hokusai-manga-butoh
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〈この舞台作品と映像作品に関してのクレジット〉
北斎漫画の墨の囁き、街の響き
会場|北條工務店となり
演出|我妻恵美子
舞踏|塩谷智司
音楽|KiMiMi 大野慎矢
映像演出|高橋のぶ
ワークショップ生有志|
鶴岡浩樹、宮沢真理、アニータ・チャン、吉田栄子、才川英子
長田萌夏、諸星敦士、根本なつき、貞森裕児、伊藤里沙
スタッフ|藤沢柊
写真撮影|本宮誠
制作|ハン・ヨルム
映像協力|阿部製作所、石井製作所、高垣製作所
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